2004年11月2日
香田さんと大統領選
まいりました。香田さんがイラクで人質になってからずっと、今回ばかりは嫌な予感がしてニュースを追っていました。起きたらまずニュースを見て、職場でも見て、夜寝る前も見て。香田さんらしき男性の遺体が発見されてすぐに別人と分かって、ホッとして寝たのに翌朝のニュースでは今度は本人が無惨な姿で発見されていました。ちょっとわけが分からなかったです。あの遺体がやっぱり香田さんだったのか、別の遺体が発見されたのか、本当に決定的に香田さんが亡くなったのか、まだ半分寝ているような状態でニュースを追いました。
・・・やっと事情がつかめてからも、それが現実だと受け入れるまでにはかなり時間がかかりました。自分でもビックリするくらいまいりました。
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大統領選の投票が行われています。このところ選挙活動の電話が頻繁にかかってきました。ある日はニューヨーク市長のジュリアーニから。それは録音だったけど、ちょっと驚きました。カリフォルニア州知事・シュワルツェネッガーの録音メッセージもかかってきました。録音のメッセージを何本も受けた中で、ハワイの州議員本人から直接かかってきたこともあって、それもちょっと驚きました。その人は「投票に行くのに必要だったらクルマで送るよ」とも言ったそうです。
四年前の不正スキャンダルのあとに導入された新システムはなかなかくせ者で、どうせ今回も実際の得票数と発表される得票数は一致しないんだ、という怒りや無力感は漂っています。それでも、身近には40歳を過ぎて初めて投票に行く人もいます。おっとりしたハワイの空の下でも、「もう戦争はイヤだからケリー」という人と、「あいつらには我慢ならないからブッシュで戦争続行」という人とが、かき氷を食べながら、あるいはビーチでビールを飲みながら、ギロンしてました。面倒だから投票には行かないと笑う人もいました。どうせ自分の一票なんて何の重みもない。だったら投票に行くヒマに海で水とたわむれたい、と。
目の前にいる、自分と何も変わらないように見えるこの人達が、今後四年間、世界でおそらく最も強大な権力を持つ人を今まさに選ぼうとしているのだと思うと、気が遠くなりそうです。自分がその立場にいたらどうすればいいのか。自分の一票の延長線上に香田さんもいるようで。そして自分や、日本にいる家族や友人だってテロの標的になるかもしれなくて。幸か不幸か大統領選には投票できませんが、これから日本で行われる選挙には投票できるように手続きしないと・・・。