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はみだしにっき

2004年11月27日

ローマ人の物語

塩野七生さんの『ローマ人の物語』を読んでいます。文庫版で(このシリーズは単行本よりも文庫版の方が装幀がステキだと思うのですが・・・)、この秋配本の8巻から読み進んでいます。ちょうど8巻からユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の物語が始まって、それが何冊も続いています。塩野さんはカエサルが好きだと思うけど(確か「ほれてしまう男」とどこかに書いていたような)、それにしても丁寧に丁寧に書いています。

読んでいれば私だってカエサルが大好きになってしまうけれど、それはやはり塩野さんの力だと思う。・・・と、いう話は今日はちょっとおいておいて、ふとある矛盾に気付きました。

戦争の話が面白いのです。『ローマ人の物語』のもっと前の巻で語られた「ハンニバル戦記」も面白かったし、塩野さんの著作に限らず、例えば私は宮城谷昌光さんが描く中国春秋時代の武人の話も大好きで、戦争の話を楽しんで読んでいるのです。戦争だけが面白いわけではなくて、戦争の原因や結果としての政治も面白いのです。人が殺されることを楽しむのではもちろんなく、そこに描かれる人生とか、人間の能力とか絆とか、そういうドラマが面白いんですね。

で、その面白い戦争は、いま現在戦われてるイラク戦争とは違うのでしょうか。その面白い政治は、いまの政治と何が違うのか。

・・・ちょっとそれが分からない。私って矛盾してるかな。いや、色んな事で矛盾はしてるけど、戦争の話を楽しんで読んでいる一方で戦争反対とか言うのは偽善でしょうか。古代の政治家の話は知りたいクセにいまの政治家にはそれほどの興味がないとか。ヘンかな。自分がまた分からなくなる秋の夜長でした。

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