2006年10月3日
敬語
秋篠宮家に親王誕生とか、安部政権誕生とか、第31吉進丸拿捕とか、北朝鮮核実験宣言とか・・・日本では大きなニュースが続いているようですが、ちょっとここで話題にしたいのが「敬語のカテゴリー改正(案)」。産経新聞(日本時間10月3日付)によりますと、
敬語5分類へ 文化審小委 「お料理」「御祝儀」美化語
敬語の見直しについて検討していた文化審議会国語分科会の敬語小委員会は2日、「尊敬」「謙譲」「丁寧」の3つに分類されている敬語を5分類に改める指針案をまとめ、了承した。新たに謙譲語を2分類し、「お料理」など上品さを表すための言葉を「美化語」として丁寧語と区別した。
敬語の性質を厳密に分類することで、誤用や混乱を防ぐのが狙い。
指針案では、「お酒」「お料理」など聞き手に上品な印象を与える表現を「美化語」として独立した敬語の種類とした。これまでは「です」「ます」などを文末につけることで丁寧さを添える「丁寧語」の一種とされてきた。
ただし、「お導き」「お名前」などの「お」はこれまで通り尊敬語、「お手紙」の「お」も「先生からお手紙をいただく」なら尊敬語、「先生にお手紙を出す」なら謙譲語となる。
また、謙譲語も(1)「申し上げる」「お目にかかる」など自分がへりくだることで動作の対象となる相手への敬意を表す「謙譲語 | 」(2)「私は海外に参ります」の「参る」や「いたす」「小社」のように自分の動作などを丁重に表現する「謙譲語 ||(丁重語)」と2分類した。
敬語小委はこの案に修正を加え、親部会である国語分科会総会に報告。来年2月に文化審議会から答申される。
・・・ということなんですけど、これって本当に「誤用や混乱を防ぐ」ことにつながるのかな?返って混乱を呼びそうだけど・・・。「厳密に」言えばそういう違いがあると言われればそうですよ。確かにちょ〜っとだけ違いますよ。だけど別にそこまで分けなくてもいいじゃん、というくらいの細かい指摘に見えるんですよね。しかも、三種類だったいままでだって分かりにくかった敬語を、五種類に分けたら「混乱を防げる」っていう理屈がよく分からないのですが。
「美化語」・・・。いいじゃん、別に。そんなの作らなくて。例えば「お料理」。「(自分が)お料理を始める」は美化語だけど「先生が作ってくださったお料理をいただく」だったら尊敬語になるわけ?例えば「お名前」。「お名前は?」って子供に聞くのは美化語で「先生のお名前をうかがう」だったら尊敬語になるわけ?
謙譲語の二種類に関しては分けようという方が無理じゃないでしょうか。「申し上げる」も「参る」も自分の動作なわけです。それが「へりくだってる」のか「丁寧に言ってる」だけなのかの境界線はどうやって引いたんでしょうか?「小社」にしたって、自分に「小」という字をつけることで相手を自分より大きな存在として扱っているわけですよね?つまりへりくだってるんじゃないの??これが「丁寧に言ってるだけでへりくだってはいない表現」とは私には思えないわけです。「わたくしども」とかは丁寧な感じ。でも「小社」はへりくだってるでしょう?どうでしょうか???
(ほ〜ら、みなさん、混乱してません?「え?どっちがどうだっけ?」って記事をもう一回読んでません??私も書きながら混乱気味です)
審議会だかなんだかの皆様のご苦労には御礼申し上げますでございますけれども、こんなのテストに出される学生諸君には同情を隠せません。しかも、こんな区別を練習するために授業時間を割くことを考えると、なんかナットクいかないんですよねえ・・・。正しく使うことで言葉を生かすのは大事なんです、絶対。でも、もっと違う方法があると思う。敬語の話題のときにこういう言い方したくないけど、ハッキリ言ってバカバカしいんだよ〜!ちっ!(笑)
もう一つ。子供がお仕事体験できるという「キッザニア」。いいですね〜。見に行きたいけど、オトナは待合室みたいなところまでしか入れないとか?う〜ん・・・差別じゃないの〜?(笑)
あともう一つ。国体の決勝は早実と駒大苫小牧で争われるそうですが(あ、野球のハナシですけど)、なんでも夏にも決勝で「高校球史に残る名勝負」を繰り広げた好カードだそうで。で、早実はエースの斎藤選手が「王子」とか呼ばれちゃってるの?ハンカチで汗を拭くのなんかが「ファンサービス」になっちゃって喜ばれちゃってるの???・・・・見たい〜〜〜。