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はみだしにっき

208年8月12日

北京オリンピック

テレビはないけど、またしてもインターネットのおかげで、今日はオリンピックを楽しみました。3〜4時間見続けたでしょうか。水泳と体操と・・・。やっぱり面白いですね。すごーく面白いんだけど、今回はいままでのように気持ちが盛り上がらないのは、やっぱりここに至るまでの物騒な出来事や面倒な感情のせいだと思う。競技に参加している選手達には、責任のないことなんだけど。

あと、開会式のあの女の子が口パクだったからって、何がそんなにイケナイんだろうか?いいじゃん、別に。「国益にならない外見」のせいで出場できなかった女の子は、そんなコメントが世界中に流れていることも含めて気の毒だし、これだから今回のオリンピックが嫌なんだよーとは思うけど、口パクそのものはどうでもいいじゃん。あーあ、なんか、こんなつまらないオリンピックってどうなのかな。いや、競技そのものは面白いんだけど、競技はオリンピックじゃなくても面白いわけで、オリンピックだからこその盛り上がりを楽しめないことに、なんか腹が立つこのごろです。(私だけが楽しめないのかもしれないけどね)

208年8月18日

おじぎをする日本人

北京オリンピック、つまらないけど面白いですね!(笑)競技はやっぱり面白いです。体操に飛び込み(特にシンクロ)にトランポリン、陸上・・・・・。見出すと止まらないです。

午前中、体操男子の個人総合を見ていたのですが、冨田選手も内村選手もおじぎが可愛かったです。外国の選手もおじぎはするけど、日本人はいっつもおじぎしてる感じ。競技の前、手を挙げる前におじぎして、その手を下ろしながらおじぎして。握手する時もおじぎしてるし。日本人同士が握手することっていまでも珍しいと思うのですが、冨田選手と内村選手は握手をしながら、お互いにおじぎしてました。可愛い。

相手に対する尊敬や礼儀を現すには、相手を高めるのと自分を低くするのと両方があって、おじぎはまさに自分を低くする行為ですよね。外国人も「謙虚」という言葉は使うし、彼らなりの相手に対する尊敬の気持ちや表現はあるんだけど、それでも日本人の謙虚の度合いってとても高いと思います。私は謙譲の美が好きなので、二人のおじぎにソレを見て、なんだか微笑ましい気持ちでした。二人が無意識にそうしていたとしても。

演技も素晴らしかったですね。前回のアテネで体操ニッポンの復活を祝いましたが、今回も健在で嬉しい限りです。

208年8月23日

オリンピックに求めるもの

今回のオリンピックは、NBC(アメリカ三大ネットワークの一つ)のウェブサイトで豊富にアップされている動画を見ています。主にカメラを会場に据えて淡々と撮った映像を見ているのですが、それがとても新鮮です。例えば体操競技では二時間から三時間にも及ぶ映像がアップされていて、解説もなければ編集もない、準備段階や採点待ちや誰も競技をしていないようなムダな時間がたくさん記録されている。男子の平行棒では、チームのメンバーが延々と滑り止めをバーに塗り続け、コーチらしき人がバーが平行かどうか神経質に端から端まで計っていたり、そういう今までは見たことがなかった光景が写っているのです。まるで会場にいるような気分。もちろん適当に飛ばしつつ見るんだけど、でも面白い。

で、それにすっかり慣れたところで、今日は体操男子種目別の決勝を、解説つきの編集されたもので見てしまい、ほんとーーーに苛々しました。選手が小さなミスをしたとたんに「He’s not gonna be a medalist.(彼はこれでメダリストにはなりません)」とか言うわけ。でも、その人の演技はまだ続いているし、素晴らしかったりするわけです。跳馬で四位になったルーマニアの選手、一本目が素晴らしくて得点も高かったんですよね。で、二本目でもっと難しい技に挑戦して着地がよくなかった。そしたらね、「一本目があれだけよかったんだから、二本目は少し易しい技にして安全にメダルを取りに行くこともできたのに、これは悪い決断でした」とか言うわけですよ。勝つことに焦点を当てれば一理あるんだけど、見ている私は、一本目の成功で満足せず、もっと上を目指した彼の心意気というか、そういうのがスポーツマン精神なのか分からないけど、そういうものに感動しているのです。なんでそれを讃美できないのかと思うわけ。

それに反して会場は暖かかったように思います。鉄棒で選手が落下したとき、落ちたとたんに励ましの大拍手が起こりましたよね。選手が演技を再開するときも、拍手で迎えていました。そういうのがよくないですか?私たち、そういうのが見たくてオリンピックが楽しみなんじゃないのかな。アメリカのアレクサンダー・ナントカ選手も、団体戦のときから素晴らしい鞍馬の演技を見せていましたが、個人の種目別では惜しくも落馬(落下か)してしまいました。でも彼の鞍馬がスゴイことには変わりない。鉄棒で四位になったイタリアの選手の点数が出たとき、低過ぎて私なんてカンカンに怒ってしまいましたが、本人は「しょうがないねえ」みたいなゼスチャーをしていた。オリンピックを目指してどれだけの練習をしてきたかを思うと、そういう潔さにも感動しませんか。床演技で難易度の高い完璧な演技を披露したブラジルの選手が、最後の最後で着地に失敗してしまって泣きそうでした。実際、泣いていたのかもしれません。そういうの見て、自分まで泣きそうになったりしませんか。

メダリストはもちろんすごいんです。そういう全部の頂点に立ってるわけで、だからもう、絶賛したいし大拍手を送りたいです。だけど、メダリストだけにそこにいる価値があるわけじゃない。私たちは、メダリストだけを見たいわけじゃない。オリンピックに参加するために、そこで勝つために、選手達がしてきた努力や費やした時間、その結果としての肉体的・精神的な高まりに感動したいんじゃないのかな。少なくとも、私はそうです。すべての報道機関のオリンピック放送を見たわけではないので、オリンピックの報道がよくない!とここで決めつけるわけでもありませんが、メダル一辺倒の気分をあちこちで感じてしまうのも確かです。日本からなんとなく聞こえてくる、負けた選手へのバッシングの話にも、心が痛い今日この頃です。

シンクロの日本チーム、メダルは逃しましたが素晴らしい演技でした。新体操も面白い。フェルプスもすごいけど、北島選手もすごかったですね。世界最速のジャマイカ人達も見てて気が晴れるような、可愛い人達でした。選手と、選手を支える人達と、大会の運営に携わる人達、それに見ている私達、それぞれにとってのオリンピックがあって、求めるものは人によって違って当然なんだけど、その上で、その総体が気持ちのいいものであって欲しいと思います。だからついでに言うと、オリンピックの開催中もチベット弾圧を中断しない中国って、やっぱりどうかと思いますよね。だから北京オリンピックを楽しみきれないんだよなあ、もう。(怒)

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