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第五話 象とたわむれる。

象 それとね、象にも乗ったんです。平坦な道かと思ったら山道で、ゾウの背中にセットされたお盆みたいに平らなベンチに二人ずつ座るんだけど、すべるし落ちそうだし、踏ん張りはきかないし、もぉ〜たいへんでした。で、私は出発前腰痛でツライ思いをしていたので、これでまたひどくなるのが不安で、訳を話して40分コースから15分コースに変更できないか、交渉しました。

「象使い」?のお兄さんは英語でゆっくりと「でも料金はショートライドの金額には変更できないよ」と言うので「もちろん。こちらの都合だからそれは考えてない」と言ったら、少し間をおいて「特別にいろんなことをしてあげる」と言ってくれました。通常は象に「ふつうに」乗った写真を撮るだけなんですって。「だけど、誰にも秘密に。たとえタクシーの運転手さんにも。本当に特別だから」って。それで象の背中に直接またがって象が後ろ足で立ったり、鼻にぶら下がったり持ち上げてもらったりという、本当に色んな事をしてもらいました。それも家族全員、ひとりずつ。みけぽんは怖がってひきつってましたけど。あ、それから象がハーモニカも吹いてくれました。(鼻で。)

象が後ろ足だけで立って写真を撮るとき、みけぽんが乗った時は象使いのお兄さんが後ろから支えてくれていたけれど、ぽちたんの象使い(イチロー選手によく似てました)は降りてしまっていて、他のことをするのかな、と思っていたら象がいきなり立ったのでちょっと青くなりました。立った状態から前足を着くときも「ドス〜ン!」という感じだったので、いくら耳の端を持っているとはいえそれほど指の力が強くない子供のこと、その衝撃で手が離れてころげ落ちやしないかと、祈るような気持ちでした。

あとでぽちたんに聞いたら「『ここを持って』と言われたからしっかり持ってた」とは言いつつ、やっぱり、着地の時はちょっと怖かったようです。身振り手振りで見本をみせてくれたようですが、そういう指示は何語で言われたんでしょうね?それはさておき、あああ、無事でよかったけどちょっと寿命が縮まりました・・・。あとでデジカメ画面をチェックしたぽちたんは「どうして着地する時の写真がないんだ」と不服そうだったけど、言いましたね。「キミがもし落ちるようなことがあったらすばやく駆けつけて受け止めなきゃ!って身構えてたもん、写真どころじゃなかったさ!」と。「なかったさ」って・・・。緊張のあまり言葉もおかしくなってしまったみたい。(笑)

象象

そうそう、スマトラから来たという象使いのお兄さんと象なんですけど、インドネシア語なのかなぁ、お兄さんは象に何か「命令」してましたねぇ。私達が犬に「お座り」を教えるみたいに、お兄さん達は象を調教してるんでしょうね。象使いのお兄さんが、象から降りようとして何か言ったら、象はすっと足を上げてお兄さんのために「足台」を作ったの。「わあ、訓練されてるなぁ〜。こうすれば降りやすいよねぇ。。。賢い〜。」と、ちょっとカンゲキでした。みけぽんが背中に乗って後ろ足立ちをしたときは、こちらのカメラのシャッターチャンスと何度も合わなくて、そのたびにやらせてくれて、象さんには申し訳なかったですねえ。歩くときもお兄さんが時々象に何か言いながら、でした。山道を歩きながら象はその辺の草や木の葉をバリバリ鼻でむしり取るように食べていたんだけど、そういう象のスガタを背中から見るのも面白かったです。

象

象は池にも入った!

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