ともぴいの5歳の長男リョウちゃんは、英語を習っている。始めたのは3歳のとき。あらまあ、ともぴいったら見た目と違って教育ママだったのね、と最初は思ったけど、実はリョウちゃんの英語のお勉強にはともぴいの深い愛が隠されていた。
リョウちゃんは喘息を持っていて、喘息をよくするには水泳がいいらしい。(私は彼女に話を聞いて初めて知ったんだけど、割と知られていることみたい)だから、リョウちゃんのまわりの大人達は当然のように「水泳を習ったら?」と言ったそうだし、ともぴいも悩んだらしい。でも結局、彼女は英語を習わせることにした。
「体のことももちろん心配なんだけど、もう少し大きくなれば、苦しくなったら酸素吸入をするとか、自分でコントロールできるようになると思うのよね。水泳は自分でやりたくなったら始められるし、それよりも英語を始めた方がいいと思ったの」
そうか、そんな思いが込められていたのか。その瞬間、私の目には、リョウちゃんが英語の教科書を持って後光を背負っている姿が浮かんだのでした。
しかし現実のリョウちゃんは瓶底メガネのガリ勉ではなく、病気がちな弱々しい子でもなく、暴れん坊の元気な5歳児。後光はもちろん背負ってない。時々マークとリョウちゃんが繰り広げる「どっちの言葉でショ〜?」みたいな会話を聞くのは楽しいものです。例えば、この前電話でお話したとき・・・。
リョウ「あ、マークさん?えっとね〜、one, two, three, four, five, six....」
マーク「スゴイデスネェ〜〜〜!Your English is very good !」
リョウ「ゾウは elephant、イヌは dog........」
マーク「What are you doing ?」
リョウ「Apple pie !」
マーク「ホント〜!? Are you eating an apple pie?」
リョウ「Yes.」
ニコ 「リョウちゃん、アップルパイ(カタカナ発音)食べてるの?」
リョウ「アップルパイって apple pie !(英語の発音)のこと??」
ニコ 「そ、そう、apple pie ! のこと」
リョウ「そうだよ。ニコちゃんは英語の国に行ったんじゃないの?」
ニコ 「うん、そうだよ」
リョウ「じゃあ、なんで電話してるの?」
ニコ 「英語の国から電話してるんだよ」
リョウ「えええええ??なんで夜なのにオウチに帰らないんだよー」
ニコ 「英語の国がオウチになったんだよ」
リョウ「じゃあ、泥棒が来ないように鍵をかけないとね」
ニコ 「うん、分かった」
リョウ「泥棒が鍵を持ってないといいんだけど」
という感じ。英語というモノがあることは知ってても、英語の国のことをお母さんから聞いてても、5歳のリョウちゃんには、まだ英語の国を認識するのは難しいみたい。リョウちゃんが「マークは英語をよく勉強してる」と感心していたことをともぴいから聞いて、私もマークも大笑いしてしまったのでした。さらに、リョウちゃんは「マークより英語が上手になる」と、張り切ってお勉強してるらしい。マークは「リョウならきっと出来るよ」と嬉しそうです。