ああ、これ、もう20年近くも前の映画なんですね。全然そうは思えなかったです。これも公開時に劇場で見ましたが、消防車が走っているだけでこんなにドキドキする映画を作るロン・ハワードはすごい!と思ったのをよく覚えています。好きな映画をあげるとき、「バックドラフト」もたいてい思い出すのに話の筋を忘れてしまったので、久しぶりに見てみました。
で、筋はこうでした。
・・・・・幼い頃、火災現場で同僚をかばって亡くなった父親を目の当たりにしたブライアンは、成長して自分も消防士になり、同じく消防士の兄・スティーヴンが隊長を務める分隊に配属される。有能な消防士として活躍する兄と、それほどの能力を発揮できない自分(新米だからしょうがないと思うけど?)を比べて悩むブライアン。そんなとき、連続爆破事件が起こり、ブライアンは兄のもとを離れて、放火犯罪を調査しているリムゲイル捜査官の下で働き始める。
ブライアンは再開した元恋人ジェニファーと付き合い始めるが、彼女のボスであるスウェイザック市議会議員は消防署への予算をカットしていた。それによる人手不足は火災現場での消防士の危険につながる。ジェニファーはブライアンへの気持ちとスウェイザックへの忠誠心の間で揺れる。が、ブライアンをリムゲイルに紹介したのもスウェイザックだった。(フクザツな人間関係!)
連続爆破事件の調査を進めるブライアンとリムゲイルの二人は、ある日スウェイザックの殺害未遂事件に巻き込まれ、リムゲイルが負傷してしまう。一人で捜査を進めることになったブライアンの胸には兄のスティーヴンが犯人かもしれないという疑惑がよぎる・・・・・・・・・。
と、いう感じでしょうか。走る消防車がかっこいいだけではなく、話が進むにつれ緊張感も増して、特に爆破事件の犯人像について疑惑を持ち始めたブライアンと、兄のスティーヴンが夜二人だけで対峙するシーンなどは落ち着いて座っていられませんでした。スティーヴンに対して反発もしていたブライアンだけど、もちろんスティーヴンに犯人であって欲しくないわけで・・・。さて、ブライアンは事件を解決することができるのでしょうか!?
タイトルになっている「バックドラフト」は、火災現場で起こる爆発現象です。密閉された空間で火災が起こると不完全燃焼で火は衰えますが可燃性のガスが溜まり、そこに窓やドアを開けるなどして急に酸素が取り込まれると爆発するというもの。映画の中ではフティーヴンとブライアンの父親がこの現象のせいで亡くなったし、連続爆破事件はバックドラフトを利用したものでした。
ロン・ハワードは火災現場の炎も、まるで生き物かのように素晴らしい視覚効果で見せていました。この部分の製作を担当したのは、ジョージ・ルーカスが「スター・ウィーズ」シリーズの特殊効果のために設立した ILM という会社です。