ワールド・オブ・ライズ

2008年アメリカ、128分

監督:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ
公式サイト:http://bodyoflies.warnerbros.com/

2008年11月10日

アメリカでは先月10日に公開されたディカプリオ主演の新作、手帳にまで公開日を書き込んで待ちこがれていたので、公開二日目にウキウキと見に行きました。日本では来月公開されるはずなので、軽くご紹介だけ・・・。

とにかくフクザツでした。一緒に行ったアメリカ人の友人と終わってから「それで、あそこはこういうことだったの?」とか「結局ディカプリオはあの人に嘘ついてたの?」とおさらいしてみましたが、彼女も「うーん、そうね」と少し考えながら自信なさそうに答えていました。「で、結局、ディカプリオの使命は何だったの?」と聞いたときは「私にもハッキリわからなかったわ」と言われ、二人でなんだかスッキリしないままラーメンを食べに行きました(笑)。

ディカプリオの今回の役は、中東でテロリストの情報を追う CIA のトップエージェントです。それは分かってるんだけど、どれが追っているテロリストで、どれが利用している人物で、どれが騙している相手で、どれが騙されている相手で、どれが本当に信用していい味方なのか、それが分からないんですね。分からないというか、そういう人間関係が刻々と、状況によって変わっていくというか。それがハッキリスッキリしてたらおもしろくないんだろうし、それこそがスパイものの醍醐味とも言えるかもしれないけど、それにしても分かりにくい。使命も、大きくはテロリストを追っているんだけど、最終目的のためにあちこち飛び回ったり、細かい指令が次々に出て来たりして、ついていくのがなかなか大変でした。

あとね、なんか、役作りのため?とはいえ、ディカプリオの髪型とかあご髭とか、嫌でした・・・。役作りのためとはいえ、ラッセル・クロウも太っちょの疲れたおじさんって感じだったし。むむう・・・。ちなみに、ラッセル・クロウはディカプリオの上司役です。

暴力的なシーンもあってちょっとショッキングでしたが、それでしみじみ思ったことがあります。ディカプリオがこのところ演じている役って、みんな不滅のヒーローじゃないんです。弱くもないんだけど、でも、「普通だったら死んでるよね」「でも映画だからね」って言いながら、絶体絶命に見えるシーンでもどこかで安心して見ているような、そういう種類じゃない。死んでもおかしくないようなシーンで死なないことはあるけど(映画だからね)、でも、無傷で済んでるわけでもないんです。そういうの見て私はショックを受けたりしてるんですけど、まあそれも映画だから、本当にディカプリオが怪我したり死んだわけじゃないんですけどね。でもビックリしますね。

・・・この映画ではディカプリオは死んじゃうかもしれないし、死なないかもしれないんですけど、それは見てのお楽しみ!ということにして、ヒロインにもちょっと触れたいと思います。中東の女の子で、とてもキレイでした。で、よくあるパターン、つまり突然ベッドシーンになっちゃうようなのとは違っていて、二人の関係はすごーくゆっくり進行します。それは急展開のスパイ活動と対照的で可愛らしいくらいなのと、文化の違いも少し見られます。アメリカ人がアラブの女性に恋をして、うまくいくのかな。あの二人はうまくいきそうだけれども。

それでは「ワールド・オブ・ライズ」お楽しみに!・・・あれ?そういう期待感を膨らませる感じになってなかったかもしれないですね(笑)。映画の内容を事前に知るのが嫌な人でも、この映画に限っては最低パンフレットか映画評かなにかで大まかにストーリーをつかんでおくことをオススメします。(ちなみに私はあとで Wikipedia でストーリーを読んで「そういうことだったのね」と納得しました。Wikipedia の英語版にはたいていの映画の内容は細かく結末まで書いてあります)

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