ユナイテッド93

2006年アメリカ、111分

監督:ポール・グリーングラス
公式サイト:www.flight93.net

2009年2月16日

アメリカの同時多発テロに関する映画、「ワールド・トレード・センター」に続いて見てみました。これはハイジャックされた四機のうち、唯一目的地に達しなかった飛行機です。ハイジャックされた飛行機を取り返そうとした乗客たちの努力によって、国会議事堂への衝突を避けることはできましたが、飛行機は墜落、生存者はいませんでした。

飛行機内の様子もさることながら、アメリカの連邦航空局や空港の管制塔、米軍などの、あの日の様子がうかがえて興味深い映画でした。こういう映画でもないと知ることがなかった部分を見られたので、食い入るように見ました。あのとき誰も、起こっていることを把握もできなかったし信じることもできなかった、あの衝撃をよく表現していたと思います。機内の様子は生存者がいないので想像の部分ももちろんあるのですが、それでも誠実に作られていると思います。

制作者によれば、被害者の遺族全員から了承と協力を得てこの映画は作られたそうです。また、管制官などの何人かは、役者ではなく本人たちが出演しているのですが、なかでも連邦航空局の Ben Sliney 氏は重要な役でした。日本語でどう言うのか分かりませんが、彼は Operation Manager という役職で、アメリカ合衆国の領空を飛んでいる飛行機(あの時は4000以上飛んでいた)を管理する部署の責任者です。Sliney 氏はテロが起こってから、飛行中の飛行機を着陸させ、離陸を禁止、領空内への飛行機の侵入も禁止するなど、前例のない指示を出し、その決断を評価されました。

それにしても・・・。同時多発テロが起きたのは2001年、もう七年前になるんですね。そんなに時間が経ったとは思えません。いまでもあの事件は凄まじいショックです。

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