笑福亭羽光さん
2012年1月27日、去年のアロハ・イニシアティブへのお礼ということで、笑福亭羽光さんがボランティアで落語を披露しに来てくれました。落語が好きな私は大喜びで会場のカフルイ本願寺にお邪魔しました。
こういうときに限っていつも持っているカメラを忘れたので、お見せできる写真がこれくらいしかありませんが、これは落語の合間に羽光さんが太鼓の話をしてくれたときのもの。落語が始まる30分前に叩かれる一番太鼓はお客さんがまだ入っていないということで「カラカラカラ」という音で始まり、そこにどんどん入って来て下さいという願いを込めて「ドンドンドンと来い」と聴こえる音が続く。そして開演5分前には「お多福来い来い」と聴こえるように二番太鼓を叩く・・・。カラカラカラとドンドンドンは本当にそう聴こえます。このように細部に意味が隠れているのは、いかにも日本の文化ですね。しばし太鼓の音に耳を澄ませ、頷いたり首を傾げたり。とても楽しい体験でした。他にも落語を盛り上げる効果音としての太鼓の実演もしてくれました。
落語は明治期の比較的分かりやすいものを二つほど、そして小話をたくさん披露してくれて、分かりやすく笑えたけど落語ならではのシュールさをもうちょっと味わいたかった気もしました。マウイに来る前に高座をつとめたオアフでは、日本語も落語の面白さもあまり分かってもらえなかったとおっしゃっていたので、その経験を踏まえて分かりやすい構成にされたのかもしれません。
こんな風に、助けられることと、お礼をすることとは、きっと同時に起こっていて、世界のあちこちで絆が育っているのでしょう。まだ震災の悲劇の記憶が新しいですが、ずっとあとになったら、そこから育った絆やいい事だけが残っていて欲しい。まだまだ始まりだ、と大笑いしながら思ったりしました。羽光さん、ありがとうございました!
